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先進の外科治療 「湿潤療法」

足に一寸した怪我の為自宅で化膿止めの薬を付け、
カットバンを貼っていたらカサブタになった。
ところが、風呂に入りそのカサブタがふやけたので取ってしまったら、
米粒くらいの穴が開き、これは困った化膿したら大変なことになると思い、
傷口を消毒し化膿止めの薬を付け、カットバンを貼っていたが一向に治らないので、
医者に行くと皮膚潰瘍を起こしている言われた。

湿潤療法しつじゅんりょうほう)は、創傷(特に擦過傷)や熱傷などの皮膚潰瘍に対し、
従来のガーゼと消毒薬での治療を否定し、「消毒をしない」「乾かさない」
「水道水でよく洗う」を3原則として行う治療法。

怪我をすると痛いし,血も出る。放っておくと膿が出てきてズキズキと痛くなる。
これじゃ困る,ってんで傷口を何かで覆うことを考える。
この傷口を覆うものを総称して「ドレッシング」と呼ぶ。

創傷ケアの「常識の嘘」
① 傷(裂傷,挫傷,縫合創,熱傷,褥瘡など・・・)は必ず消毒する。
   消毒しなければいけない。
② 傷は消毒しないと化膿する。傷が化膿しないように消毒している。
   傷が化膿したので消毒する。
③ 傷にはガーゼをあてる。
④ 傷は濡らしてはいけない。縫った傷は濡らしてはいけない。
⑤ 痂皮(カサブタ)は傷が治るときにできる。痂皮ができたら傷が治る。

実はこの全てが間違っている。この通りにすると,傷の治癒は遅れるばかりだ。
つまり,大部分の医療従事者は間違った知識を持っている。

正しい知識は次のようになる。

① 傷は消毒してはいけない。消毒は,傷の治癒を遅ら妨害している
   だけの無意味で愚かな行為である。
② 消毒しても傷の化膿は防げない。傷の化膿は別のメカニズムで
   起こっている。
③ 化膿した傷を消毒しても,治療効果は全くなく無意味である。
④ 傷(特に皮膚欠損創)にガーゼをあてるのは,創治癒を遅らせる
   行為である。
⑤ 傷はどんどん洗ったほうが良い。傷の化膿の予防のためにも,
   治癒を促進させるためにも最も効果がある。
   縫合した傷も洗ってよい。
⑥ 痂皮は傷が治らないときにできる。痂皮は創治癒がストップして
   いるからできている。痂皮は創治癒の大敵である。

科学的な創感染の予防策を提唱したリスター(Lister)は、
治療法(乾燥ドレッシング: 化膿を防ぎつつ、痂皮を作らせて治癒させる)は
劇的に創傷治療を変えたが、
更にそれを根本から覆す「湿潤環境(つまり、傷を乾燥させない。
ガーゼを当てない)治療」はどのような過程から生まれたか・・・

湿潤治療の本質とは何か。それは「創面を湿潤に保つ」ことである。
湿潤に保てるのであれば、その手段は何だっていい。
被覆材を使ってもいいし、食品包装用ラップでもいい。
ガーゼの表面にオプサイトなどのフィルムを貼付してツルツルにし、
それで創を覆ってもよい。

創面を直接覆うものは「浸出液のみ」でいいということに気がつくはずです。
要するに、創面がしっとりと浸出液で覆われていれば、
その上に空気があろうと被覆材があろうとラップがあろうと
問題にはならない。

◆「バンドエイド」キズパワーパッド(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
2004年に発売された製品。ハイドロコロイドをドレッシング材として
使用している。
◆「ケアリーヴ」(ニチバン)
2007年発売。高分子ポリマーを使用している。
◆「プラスモイストP」(瑞光メディカル)
2007年発売。調剤薬局および院内薬局でのみ販売されている

因みに、私は病院で「ケアリーヴ」(ニチバン)を使ってもらいました。
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by kfujiken2 | 2011-07-27 16:05 | 未分類 | Comments(0)
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