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長州より発信


山口県の歴史・風景・花や世相のトピックをお届けします
by fujiken
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なにやってるんだ!!! どうなる? 〇〇中央病院

◆ 全国51の社会保険病院すべてで、ずさんな会計処理

社団法人全国社会保険協会連合会(全社連)が運営する全国51の
社会保険病院すべてで、ずさんな会計処理が続いていたことがわかった。
2012年度決算で修正が必要な金額は計約118億円に達した。
収入を簿外でプールし、職員同士が飲食に使っていたケースも一部にあった。厚生労働省は全社連に理事長らの交代を求める方針だ。

〇〇中央病院が、2011年度決算で少なくとも18億8千万円の修正が必要なずさんな会計処理を指摘されていた。

不明朗な会計処理が発覚した社会保険病院で、全国社会保険協会連合会が経営する51病院のうち、年に7・7カ月分の多額賞与を支給していたケースがあることが、分かった。
最も少ない病院は2・8カ月分で待遇にばらつきがあることを全社連関係者が明らかにした。

病院を保有し、使途不明金など会計問題を調査中の独立行政法人
「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)は、
各病院長が独自に賞与額を決めていることが原因とみている。

RFOが病院を直接経営するようになる2014年度を機に、
全国の国立病院と同水準の年3・95カ月分を基本とするよう見直す。
各病院の経営状況により、さらなる減額も検討する。
7・7カ月分の賞与を支給していたのは11年度で社会保険〇〇中央病院担当者は「当病院に使途不明金はない」とした上で、
賞与について「民間的な経営を徹底し、少ない人数で高収益を上げている。これだけの賞与がなければ激務に耐えられる看護師が集まらない」と適正な額だと説明した。
不適切な会計が発覚した社会保険病院で、9病院が治験の受託料を
簿外で処理したり、3病院では看護実習生受け入れ受託料を簿外処理したりしていたことが分かった。

厚生労働省は同日夕、不適切な会計処理に関する中間調査報告を公表。各社会保険病院などへの指導監督を強化する方針だ。調査を実施した「年金・健康保険福祉施設整理機構」は、刑事事件に発展する可能性を「否定できない」との見解を示した。


※ 治験とは:医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験のことである。
薬事法第2条第16項の「医薬品・医療機器等の製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けるために申請時に添付すべき資料のうち、臨床試験の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験の実施」が、治験に相当するとものであると考えられる。


なにやってるんだ!!!  どうなる? 〇〇中央病院_d0061579_12235460.jpg


◆ 報酬大幅カットで大量退職の恐れ

地域の基幹病院として大きな役割を果たしてきた〇〇中央病院はこれまで多少の制約はあったものの独立した活動が許され、病院長の自由裁量の幅も大きく、機器の導入や職員報酬などは独自の運営で進められてきた。経営努力もあり、近年では年間15億円から20億円ほどの利益を計上している。それに伴い職員報酬も近隣の病院に比べて高い水準を保ち、安定した医師の確保にも高報酬が少なからず寄与してきたと思われる。

しかし、国は全国的には経営不振の社会保険庁管轄の病院を多く抱えていることもあり、独立採算制の病院経営を改めて全国一律のシステムによる経営統合に踏み切り、4月1日から同機構による一括管理をスタートさせる。管理者も現在の病院長にかわって山口大学の教員に内定しているとみられる。事務長など要職もすべて中央から任命され、落下傘的な人事配置になりそうだ。
今回の移行の発表を受けて現在、看護師では30人ていどが3月末での退職を希望、医師はまだ数人ていどだが、4月以降にどう動くかは予想できないと病院側は医療スタッフの確保を心配している。医師や看護師に対する求人は過熱気味なほどだけに、ここまで報酬の下げ幅が大きいと、必ずよそからのオファーがあると予測する。

もう一つ大きな問題は、これまでは相当に自由に高度な医療器具が購入できたが、今後は全国一括購入になり、先進医療への対応が遅くなると懸念されること。ピンポイントの放射線治療器などは県内でも相当なレベルを誇っているが、こうした高度医療器具はおそらく購入不可能になり、それも医師離れに直結するのではないかと病院側は心配している。



◆ 地元自治体の対応は? 山銀動くが厚い壁


厚労省は県や地元自治体が経営を受けるなら譲渡すると明言していたが、周南市は市立新南陽市民病院との給与格差を主な理由に経営譲渡には消極的で、山口銀行がファンドを立ち上げて医療法人を設立、経営譲渡のために動いたが、不発に終わった。同行は頭取までが動き、安倍首相まで陳情に行ったようだが、厚労省の壁は厚く、実現はかなわなかった。
しかし、地域医療の根幹にかかわる問題が全市的な課題として論議されなかったことは、今後、市議会などで大きな問題になろう。緊急医療をはじめ、周南の地域医療の中核となる病院であるだけに、今後も良質な医療が維持されるのか不安は残る。
同病院の外来患者は1日約1,450人。入院患者は約490人。医師や看護師の人数を減らすわけにはいかない、と病院側は困惑しきっている。

by kfujiken2 | 2014-03-09 12:34 | コラム | Comments(0)
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