長州より発信

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山口県の歴史・風景・花や世相のトピックをお届けします

特別天然記念物 「八代の鶴」

毎年 10月下旬から3月上旬頃まで 本州ではただ1ヶ所
周南市八代盆地(山口県)にナベヅルがやって来る。

今年も13羽(6家族:幼鳥4)の鶴が、この八代盆地に降り立った。
今では八代盆地と出水平野(鹿児島県)にしか降り立たない。
その上 1940年の355羽をピークに八代への飛来数も年々減少し
88年の70羽以降激減 96年には20羽となり 後に若干持ち直したものの
99年から再び減り始め 昨年度は過去最低を記録した。
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「ナベヅルとその仲間たち」
 世界中には、15種類のツルが生息しています。
 日本には、そのうち7種類の渡来記録があります。
 八代に来るツルは、灰黒色をしたナベヅルで、
 首から上は白く、頭頂に赤い皮膚が露出しています。
 身長は90cm~100cm、翼長は45~50cm、くちばしは10cm程度で、体重は4kgほどです。
 幼鳥は茶色がかった灰色で、首から上の白い部分にも茶色の産毛が見えます。
 大きさは成鳥とほとんど変わりません。

「群れとナワバリ」
 幼鳥を連れた家族は、一定のナワバリをもっています。
 ナワバリの境界は、畦や小径、小溝などで、広さは1ha以上になることもあります。
 このナワバリに他のツルが近づくと激しく鳴き叫び威嚇します。
 ナワバリをもたない若いツルは群れをつくり、ナワバリの間を移動しながら餌をとります。
 また警戒心が非常に強く、採餌中でも首を上げて周囲を警戒しています。

「ツルの餌」
 ツルは、水田の中の落穂のほか、草の実や水草、土の中のミミズやケラ、
 枯草の中の昆虫類、小溝の中のドジョウやタニシ、小魚などを食べる雑食性の鳥です。

「ツルのねぐら」
 八代盆地では、ツルは山間いの水田で眠ります。
 ねぐらは、八代盆地周辺に数か所あり、
 その夜の気象条件や外敵からの安全の度合いによってねぐらを変えています。

「ツルの旅立ち」
 3月上旬、山裾の雪も消え、田畑の草も緑に変わってくる頃、
 全部のツルが一ヶ所に集まるようになります。
 穏やかな日の朝、集まっていたツルは一斉に飛び立ち西の空高く舞い上がって、
 列を整えて空の彼方へ消え去ってしまいます。
 しかし、途中天候などが原因で引き返して来ることもあります。
 旅立ちの時間は午前9時から10時30分の間で、気温は7度~10度くらいです。早い旅立ちは2月27日。遅くても3月中旬には全部のツルがシベリアをめざして旅立ちます。

「ツルのふるさと」
 ナベヅルは、シベリア東部、アムール、レナ河流域の湿地帯で繁殖します。
 6月下旬から7月上旬に卵からふ化し、9月上旬に繁殖地を出発し、
 越冬のため南へ向かって渡ります。
 シベリアから八代盆地まで、およそ2か月をかけて渡って来ることになります。
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by kfujiken2 | 2006-01-18 09:16 | 未分類 | Comments(2)
Commented by Rabenda at 2006-01-28 14:49 x
本州ではただ1ヶ所 周南市八代盆地(山口県)にナベヅルさんが
お見えになってるとのことですが

遠くからしか撮影させていただけなかったのね
良く撮りましたよ 素晴らしい。
撮影のための陰のご苦労はいかばかりかと思います。
ありがとうと感謝です。
Commented by kfujiken2 at 2006-01-29 06:58
◆ rabeちゃんへ
鶴の数が少ないので 近くに寄らせてもらえないんです (;_q))クスン
鹿児島の出水市より 何羽か連れて来るそうですが・・・
この鶴が来年来てくれるかが 問題ですよね~

>遠くからしか撮影させていただけなかったのね
しまったよ~ 望遠レンズに2倍のコンバータレンズを装着すればよかった 残念!
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