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歴史的な円高を背景に、日本企業が海外の企業を買収する動きが活発化している。
昨年に入り買収件数は25%増え、買収額も一・五倍に拡大。カネ余りの企業にとっては 円高が追い風となり、新興国の成長を取り込む戦略が加速しそうだ。 1. 急激な円高 円高のメリットを生かし、海外資産を安く買おうという動きが強まっている。 2. 国内の景気低迷 東日本大震災後は国内経済の不透明感が増しており、原発事故を受けて電力供給が不安定化するなど、国内の投資環境は悪化している。 3. 今後の国内市場縮小に備えて 今後の人口の減少によって国内市場が縮小。少子高齢化の日本にとどまっていては 生き残れないという危機感がどの企業にもあるようである。 4. 企業の成長スピードを上げるため 製造業以外にも国際競争にさらされている企業は数多くあり、買収が手っ取り早く企業の 成長を促す事になると考えられているようである。 ◆ サントリーホールディングスは、バーボンウイスキー「ジムビーム」などで知られる 蒸留酒世界第4位の米最大手ビーム社を160億ドル(約1・7兆 円)で買収 ◆ ソフトバンクによる米携帯電話大手スプリント・ネクステル(現スプリ ント)の 買収(約1・8兆円) ◆ 創業を天明元年、1781年にまでさかのぼる武田薬品工業が、約1兆1000億円を投じて、 スイス・チューリッヒに本社を置く製薬会社ナイコメッドを買収する ◆ 東芝はスイスに本拠を置くスマートメーター(通信機能付き電力量計)製造大手の ランディス・ギア社を2000億円規模で買収する ◆ キリンホールディングスは、ブラジル2位のビール大手・スキンカリオール・グループを 約2000億円で買収 ◆ 株式会社NTTデータは、イタリアのValue Team S.p.A.(バリューチーム)を約300億円弱で買収
by kfujiken2
| 2014-01-18 09:09
| コラム
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