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長州より発信


山口県の歴史・風景・花や世相のトピックをお届けします
by fujiken
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【愛を積むひと】

映画「愛を積むひと」を観てきました。
日本で最も美しい村と言われる北海道・美瑛での四季折々の
彩り豊かな風景を見せてくれる美しい大自然のなかのドラマです。
手紙という媒体で丁寧に作られた、 優美なラブストーリーです。
妻の突然の死の悲しみに暮れる夫に、妻の書いた手紙が夫を勇気づけ、
妻の愛に溢れた手紙を読むたびに、生きる希望を見出していく夫。

【愛を積むひと】_d0061579_10462021.jpg


それは夫婦の愛だけではなく、家族愛になり、そして人間愛にまでも発展していく。
夫婦愛というよりも、奥さんの圧倒的な器量で夫が救われている物語だといえます。
夫婦は様々なことがあるけれど、歳をへ感じるのは、相手が喜ぶ顔が単純に見たいと
いう気持ちです。主人の顔を想像する妻の「手紙」という選択肢は、本当に素敵だな
と思いました。高齢社会の様々な課題を抱える日本ですが、最後まで生き生きと
生き抜くためのたくさんのヒントがあるような気がしました。


【愛を積むひと】_d0061579_1112244.jpg


映画よりは話は少しそれますが、「クローズアップ現代」で
(2010年10月4日放送「男 ひとり残されて」)でも採り上げていた、
妻に先立たれ、一人で生きていくことになった男性たちに
スポットを当ててみましょう!!!



妻に先立たれた夫が、生きていてもしょうがないと酒びたりという話はよく聞くが、
男とはそんなにももろいのか?伴侶の死後の悩みで、「話相手がいない」は女40%に
対して男は100%。「一緒に行動する人がいない」は、女20%に対して男は80%
という数字がある。男の方が立ち直りに時間がかかり、死亡率も高まるという。

社会に出ているときには精いっぱいの虚勢を張って威張っているが、所詮は張り子の虎。
男は基本的に精神的に弱さもあるし、生活するとなった場合家事全般妻に頼っている
場合はいきなり右も左もわからない状態になり、それも重なって妻が亡くなって
初めて妻の存在の大きさに気がついて、とてつもなく喪失感を感じるようです。


ここで愛する人(夫や妻を、子供、親など)を亡くしたとき、
誰もが味わう深い悲しみ( 悲慕=グリーフ )について少しお話をしましょう。


多くの人はまずショックを受け、その時やその後に故人への強い思慕にかられ、
気分の落ち込みと罪責感などを感じます。体調もすぐれず、落ち着かず、
必死に頑張ってもなかなか故人のいない環境になじめず、
生活の充足感を味わえない状態が続きます。
乗り越えなければいけないこの悲嘆のプロセスを、「グリーフワーク」と言います。
この「グリーフワーク」のプロセスを支えて見守ることが「グリーフケア」です。
「グリーフケア」は、人が正常な「グリーフワーク」を歩むようにサポートすることです。
この状態から抜け出す為には、死別を十分に悲しんで受け止める作業が必要です。
この作業のことを「 悲嘆の作業 」、「 喪の作業 」(グリーフワーク)と呼びます。


◆ グリーフワークのプロセス

1.ショック期
最初、愛する人の死に接した時、人は茫然として、無感覚の状態になります。
一見冷静に受け止めているように見えますが、これは現実感を喪失した状態なのです。
死があまりに大きなショックであるため、はっきりした反応が現れないのです。
また、正常な判断ができずに、パニック状態になることもあります。


2.喪失期
死を現実に受けと止め始めますが、まだ充分に受けとめられない段階です。
号泣や怒り・敵意、自責感などの強い感情が、次々と繰り返し表れます。
故人がまだ 生きているように思ったり、そう振舞うこともあります。


3.閉じこもり期
死を受け止めることができた段階ですが、そのために、従来の自分の価値観や
生活が意味を失って、うつ状態に陥り、自分が存在していないような無気力な
状態 になります。生前にしてやれなかったことに対して、あるいは自分が
死の原因を作ったのではないかなどの、自責感に襲われることも特徴です。


4.再生期
故人の死を乗り越えて、新たな自分、新たな社会関係を築いていく時期です。
積極的に他人と関われるようになります。

by kfujiken2 | 2015-06-30 11:18 | コラム | Comments(0)
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