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【 旧県庁舎】
隣り合わせに並び立つ山口県政資料館(山口県 旧県庁舎および旧県会議事堂)は、大正2年に起工し、大正5年に完成しました。 建物は後期ルネッサンス様式を基調とし、細部意匠に日本及び東洋の手法を取り入れた独創的なデザインが見られ、大正時代を代表する洋風建築です。 近代建築への発展を示す〈歴史資産〉として・・・、 工芸品のような美しさを観賞することができる〈美術品〉として・・・、 大正デモクラシーや大正ロマン、そして明治以降の日本のモダニズムに想いをはせる〈モニュメント〉として・・・、 県政の歴史を伝える貴重な〈行政資料〉として・・・、 私たちに、多様で豊かな〈まなざし〉を誘いつづけてくれると思われます。 「山口県旧県庁舎及び県会議事堂」は、庁舎建築史上に類をみない歴史的価値及び学術的価値を有しているとして、昭和58年9月27日に県の有形文化財に、そして翌59年12月28日国の重要文化財に指定された。 県庁舎・議会棟の両棟が現存するのは全国でも2例しかないとされています。 いずれの建物もレンガ造りで内装は漆喰、外壁はモルタル仕上げ。玄関を中心に左右対称に建物が張り出したデザインは共通しており、シンプルで優美な西洋の後期ルネサンス様式を基調としながら、随所に斬新さが感じられる、大正時代の代表的な建築物です。正面玄関の列柱の1本1本は四角形と八角形を組み合わせたような独創的な意匠を持ち、彫刻のような美しさをたたえてます。またそのモチーフは建物内部の各所に用いられ、建物全体の調和を高めるとともに設計者の強いこだわりを感じさせます。 1階には警察部長室、食堂、新聞記者室などの他、土木課、会計課などの一般執務室を置き、2階には正庁会議室、知事室、内務部長など主要室の他、学務諜、勧業課などの一般執務室を設ける。 <1階平面図> <2階平面図> ◆ 正面玄関の車寄せの列柱 「日本式細部」は、旧県庁舎の正面車寄の独立石柱の柱頭に最も顕著に表れています。 社寺建築の斗栱(ときょう、軒の荷重を支える組み物、肘木)を彷彿とさせる柱頭飾りには、その中央に凹凸の少ない平明なロゼット(花の形をあしらった円形の装飾文様)が配されています。 柱をよく見ると下の方は四角、途中は八角 、上の方はカーブを描いていますが、これは船肘木といってインド様式だそうです 。独創的な意匠を持ち彫刻のような美しさをたたえてます。 ◆ 正庁会議室 ◆ 歴代県知事写真展示 ◆ 知事室
by kfujiken2
| 2020-02-03 16:33
| 歴史
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Comments(1)
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