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山口県の歴史・風景・花や世相のトピックをお届けします

お寺と地域の関係(現代では公民館)

お寺というと「葬儀を行うところ」といったイメージがありますが、もともとは葬祭や布教の場であるだけでなく、地域における教育や福祉、文化の拠点としての役割を担っていました。 江戸時代に生まれた「檀家制度」と呼ばれる仕組みによって、お寺は行政機関の権限をも担うようになり、お寺と地域住民の生活は強く結びつくようになりました。お寺は、地域コミュニティーの交差点的な役割を担っていました。読み書きそろばんや、娯楽、願かけ、先祖供養、夫婦喧嘩の仲裁をご住職にもちかけることもあったでしょう。お寺は、地域の”縁”の中心地だったのです。

つまり、お寺というものは祈りの場だけではなく、教育や福祉、コミュニケーションの場であり、さまざまな新しいことが生まれる起点でした。文化や医術など、お寺が拠点となることで広まったものもたくさんあります。人と情報が出合う“地域のハブ”だった。公民館の役割を持ち寺子屋もその一環と思われます。


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公民館は単なる貸館的な施設ではなく、地域住民の日常生活に密着して、その課題解決を図るための総合的な社会教育施設であるということを示しています。またその運営は、地域の人々の生活に根ざして、地域住民が主人公となって行われるべきとされ、その意味では住民自治や住民主体の機能と性格を持った施設ともいえます。
このような目的を持った公民館ですが、社会を取り巻く状況の変化とともに、時代時代において課題も変わり、これらへの対応策として出された社会教育法の改正・各種答申等に沿って、変遷を繰り返し現在に及んでいます。
今日の公民館活動の目的、公民館に課せられている役割(機能)として、地域の連帯感を醸成し、学校などの関係機関、団体、サークル等と連携して、地域に根ざした公民館活動の展開が期待されています。

我が家の檀那寺もここ2年はコロナ禍で中止になりましたが、毎年「お寺でdeアート&カフェ」他、諸々のイベントで檀家の人や地域の人とコミュニケーションを図っておられます。


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◆ 寺請制度(てらうけせいど)

寺請制度は、江戸幕府が宗教統制の一環として設けた制度。寺請証文を受けることを民衆に義務付け、キリシタンではないことを寺院に証明させる制度である。必然的に民衆は寺請をしてもらう寺院の檀家となったため、檀家制度や寺檀制度とも呼ばれるが、厳密には檀家制度と寺請制度は異なる。
その目的において、邪宗門とされたキリスト教や不受不施派の発見や締め出しを狙った制度であったが、宗門人別改帳など住民調査の一端も担った。

※ 宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)

宗門人別改帳は、江戸時代の中期に宗門人別改で宗門改帳と人別改帳が統合された民衆調査のための台帳。現在で言う戸籍原簿や租税台帳である。宗旨人別改帳とも呼ばれる。名義変更が遅れないかぎり、宗門人別改帳の筆頭者は検地帳の土地所有者と記述が一致する。

by kfujiken2 | 2021-11-16 09:14 | 歴史 | Comments(0)
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